ステッキービットとは【Linux用語集】

ステッキービットとは【Linux用語集】

フォルダに対してスティッキービット(Sticky Bit)という特殊なアクセス権があります。スティッキービット(Sticky Bit)について説明します。

ステッキービットとは

スティッキービット(Sticky Bit)が設定されたディレクトリでは、すべてのユーザーがファイル・ディレクトリを書き込めますが、所有者だけ(rootは除く)しか削除できなくなります。

確認方法

ls -ld /tmp

/tmpディレクトリのアクセス権を見ると、その他のユーザーの実行権が「t」となっています。これが スティッキービット(Sticky Bit) です 。スティッキービット(Sticky Bit) が設定されたディレクトリでは書き込み権限があっても自分以外のユーザーが所有するファイルを削除することができません。ディレクトリーはどのユーザーも書き込み可能となっていますが スティッキービット(Sticky Bit) が設定されていることにより自分以外のユーザーが作成したファイルを削除することができなくなります。

設定方法

スティッキービット(Sticky Bit) を数値で表記する場合は3桁のアクセス権表記に1000を加えます。

chmod 1777 testdir  または chmod o+t testdir