catコマンド~ファイル内を確認する~【Linuxコマンド集】

catコマンド~ファイル内を確認する~【Linuxコマンド集】

catコマンドはファイルの内容を表示する際に使用します。catは「conCATenate(連結する)」の略になります。

catコマンドの基本

コマンドの基本動作

cat [オプション] ファイル1

別のファイルに出力内容を記述する

リダイレクト「>」を用いることで、新規ファイルに出力内容を記述、または既存のファイルに上書きすることができます。

$ cat test1.txt > test00.txt

ファイルに追記する

リダイレクト「>>」を用いることで、新規ファイルに出力内容を記述、または既存のファイルに追記することができます。

$ cat test00.txt >> test01.txt

catの主なオプション

短いオプション長いオプション意味
-n–number行番号を付け加える
-s–squeeze-blank連続した空行を1行にする
-v–show-nonprintingTAB、改行、改ページ以外の非表示文字を表示する
-E–show-ends行の最後に”$”を表示する
-T–show-tabsタブを”^I”に置き換えて表示する

行番号を付け加える

ファイルを表示する際は行番号をつけて出力します。

$ cat -n test00.txt

連続した空行を1行にする

ファイル内に連続した空行が連続で存在する場合、1行にして表示します。

$ cat -sn test00.txt

TAB、改行、改ページ以外の非表示文字を表示する

$ cat -v test00.txt

行の最後に”$”を表示する

行の最後に$を表示します。

$ cat -E test00.txt

タブを”^I”に置き換えて表示する

$ cat -T test00.txt