rmdirコマンド~ディレクトリを削除する~【Linuxコマンド集】
rmdirはディレクトリを削除するコマンドです。rmはremoveの略で dirはdirectoryの略です。
削除してしまうと完全に削除されてしまうので注意が必要です。
rmdirコマンドの基本
コマンドの基本動作
$ rmdir ディレクトリ名
rmdirの主なオプション
短いオプション | 長いオプション | 意味 |
---|---|---|
-p | –parents | 親ディレクトリも削除する |
–ignore-fail-on-non-empty | ディレクトリが空ではないときに出るエラーを表示しない | |
-v | –verbose | ディレクトリを削除した結果のメッセージを表示する |
親ディレクトリを削除してみる。
mkdir コマンドを使用して以下のようにフォルダを作成します。
$ mkdir -p test2/test3/test4/test5/test6/test7
すべての階層を削除したい時はオプションの -p を付けます。
$ rmdir -p test2/test3/test4/test5/test6/test7
ディレクトリを削除した結果のメッセージを表示する
ディレクトリtest2をmkdirコマンドで作成し、テキストファイルtest.txtをtouchコマンドで作成します。
$ mkdir test2
$ cd test2
$ touch test.txt
rmdirコマンドでtest2フォルダを削除しようとしてもtest.txtがあるため削除できません。
オプションの「–ignore-fail-on-non-empty」を付けることでエラーが表示されません。
もちろんtest.txtがあるため削除できません。
$ rmdir test2/
$ rmdir –ignore-fail-on-non-empty test2/
$ tree
ディレクトリを削除した結果のメッセージを表示する
mkdir コマンドを使用して以下のようにフォルダを作成します。
$ mkdir -p test2/test3/test4
$ tree
rmdirコマンドの -v オプションを使用すると削除した結果のメッセージを表示します。
また、オプションを複数使用することもでき、まとめて削除した時にも結果メッセージを表示させることができます。
まとめ
rmdirはディレクトリを削除することができるコマンドです。多重のディレクトリ構造は、最後のディレクトリまで記述しないと消せず、どこかにファイルがあった場合削除することができません。
削除するだけならrmコマンドの方が便利かもしれませんが、フォルダを消す場合にrmdirコマンドのことを思い出して下さい。
おまけ
ここで使用したtreeコマンドはデフォルトでは使用できません。以下のコマンドでインストールして使用することができます。
$ sudo yum install tree
$ sudo apt install tree
今回使用したコマンドmkdirコマンド
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