【初心者向け解説】引用符

【初心者向け解説】引用符

引用符とは、会話や他からの引用を示すために付ける記号のことで、日本語のカッコ(「」)にあたります。 クォーテーションマーク(quotation marks)とも表記され、「ダブルクォーテーションマーク(二重引用符)」と「シングルクォーテーションマーク(一重引用符)」などがあります。
 Linuxで使用する時はコマンドラインでの使用することが多いと思います。引用符によってそれそれ使い方があるので、今回はそれを紹介します。

Linuxで使用される引用符の種類

引用符の種類引用符の読み方打ち方
シングルクォーテーションshift + 7
ダブルクォーテーションshift + 2
`バッククォーテーションshift + @

シングルクォーテーション

シングルクォーテーション(単一引用符)の中は、すべて文字列であると解釈されます。

最初は環境変数LANGの内容を表示していますが、シングルクォーテーションで環境変数LANGを囲うことで文字列「$LANG」が出力されます。

ダブルクォーテーション

ダブルクォーテーション(二重引用符)も文字列であるとみなされます。ただし、ダブルクォーテーション内に変数があればその変数の内容が展開されます。また、ダブルクォーテーション内にバッククォーテーション「`」が使われていると、その中も表示されます。

シングルクォーテーションで囲うとそのまま表示され、ダブルクォーテーションで囲うことで$LANG内変数の内容が展開されます。

おまけ

ダブルクォーテーション内でダブルクォーテーションを使用したいこともあると思います。その際はダブルクォーテーションの前に「¥」or「\」を使用します。

「¥」は特殊文字を単純な文字として扱います。そのため特殊文字であるダブルクォーテーションは単純な文字「”」として扱われるため、そのまま表示されます。

「\」バックスラッシュ記号は、Windowsなどの日本語環境では円マーク「¥」として表示されます。

バッククォーテーション

バッククォーテーション内にコマンドがあれば、そのコマンドを実行した結果が展開されます。また変数の場合は、変数に格納されているコマンドを実行した結果が展開されます。

ちなみにバッククォーテーションはシングルクォーテーションと紛らわしいため、「$」でも使っても問題ありません。