【初心者向け解説】メタキャラクタ

【初心者向け解説】メタキャラクタ

メタキャラクタとは

ファイルを検索するときに役立つのがシェルのメタキャラクタです。メタキャラクタとは、ファイル名のパターンを表す特殊な記号のことです。メタキャラクタを使うと、パターンに一致する複数のファイルを一括して扱うことができます。

メタキャラクタを使用しない場合

メタキャラクタをメタキャラクタとしてではなく通常の文字として使いたい場合は、「\」をメタキャラクタの直前に記述することで、メタキャラクタの意味を打ち消します。

下記、クォーテーションでも触れていますので、ご参考ください。

主なメタキャラクタ

メタキャラクタ説明
* (アスタリスク)0文字以上の文字またはも文字列にマッチする。「a*」は、a、ab、abc、aaaaのいずれにもマッチする。0文字にもマッチ数rことに注意が必要
? (クエスチョン)任意の1文字にマッチする「a?」はaa、ab、a1などにマッチし、aやabcにはマッチしない
[ ][ ]内に列挙されている文字のいずれか1文字にマッチする。a[bcd]は、ab、ac、adのいずれかにマッチする。abcなどにはマッチしない。連続した文字列「-」が使える。「a-z」はアルファベットの小文字にマッチし、「0-9」はすべてにマッチする。つまり「0123456789」は同じ意味になる。先頭に「!」を使うとマッチしない範囲を指定できる。
{ }「,」で区切られた文字列にマッチする。「test{1,2}」はtest1、test2を生成する