chmodコマンド~パーミッションを設定する~【Linuxコマンド集】

chmodコマンド~パーミッションを設定する~【Linuxコマンド集】

chmodコマンドはパーミッションを設定します。

パーミッションについて

パーミッションとはアクセス権になります。 ls コマンドの -l オプションなどで確認することができます。

パーミッションの見方

パーミッションは [-rw-r–r–]や[drwxr-xr-x]の10文字で表示されます。この表記法には順番が決められており、先頭のファイル種別を表す1文字と、以降3文字ずつの3セット9文字に分けることができます。

ファイル種別所有権限グループ権限その他のユーザの権限
rw-r–r–
drwxr-xr-x

ファイル種別

ファイル種別については主に以下になります。

通常のファイル
dディレクトリ
lシンボリックリンク

権限の基本種類

数値権限内容
0権限なし
1–x実行可能
2-w-書き込み可能
3-wx書き込み・実行可能
4r–読み込み可能
5r-x読み込み・実行可能
6rw-読み込み・書き込み可能
7rwx読み込み・書き込み・実行可能

chmodコマンドの基本

コマンドの基本動作

$ chmod アクセス権限 ファイル名

chmodの主なオプション

短いオプション長いオプション意味
-vコマンド実行結果を表示
-c変更があった場合のみ、実行結果を表示
-R再帰的に変更

再帰的に変更

複数ファイルに対して設定する場合、ディレクトリ内も設定対象とする

$ chmod 777 -R testdir