cutコマンド~指定したフィールドを取り出す~【Linuxコマンド集】

ファイルの各行から指定したフィールドを取り出します。「-c」オプションで何文字目から取り出すかを指定します。
cutコマンドの基本
コマンドの基本動作
cut [オプション] [ファイル名]
cutの主なオプション
オプション | 説明 |
---|---|
-c 文字数 | 取り出す文字位置を指定する |
-d 区切り文字 | フィールドの区切り文字(デリミタ)を指定する デフォルトはタブ |
-f フィールド | 取り出すフィールドを指定する |
取り出す位置を指定
/etc/resolv.confファイルの各行から5文字目を取り出しています
cut -c 5 /etc/resolv.conf

また /etc/resolv.confファイルの各行から1~8文字目を取り出すこともできます。
cut -c 1-8 /etc/resolv.conf

区切り文字を指定+取り出すフィールドを指定
フィールドとフィールドの間を区切る文字は「:(セミコロン)」であったりと「.(ドット)」であったりと様々です。
フィールド間を区切る文字のことをデリミタと呼びます。-dオプションで。どの文字をデリミタとして認識するかを指定します。省略した場合はタブかデリミタとなります。また「-f」オプションでは何番目のフィールドを取り出すかをします。次の例では、区切り文字を「:(セミコロン)」として/etc/passwdファイルの各行から第6フィールドだけを取り出しています。
cut -d: -f6 /etc/passwd

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