mkdirコマンド~ディレクトリの作成~【Linuxコマンド集】
 
		  		        
      mkdirはディレクトリを作成するコマンドになります。フォルダ1つだけの作成もできますが、一気に階層フォルダを作成することもできます。一個一個作るより圧倒的に早いのでぜひ覚えておきたいコマンドになります。
ちなみにmkdirは「make directory」の略になります。
コマンドの基本動作
$ mkdir ディレクトリ名

mkdirの主なオプション
| 短いオプション | 長いオプション | 意味 | 
|---|---|---|
| -m | –mode=モード | 作成するディレクトリのパーミッションを設定する | 
| -p | –parents | 階層にフォルダを作成する。 | 
| -v | –verbose | 結果を表示する | 
パーミッションを設定してみる
フォルダを作成した時のデフォルトは755(rwxr-xr-x)になっています。先ほど作成したtest0のフォルダを確認してみます。以下のコマンドを入力します。
$ls -la

ここで新しくtest1をフォルダを作成します。パーミッションはわかりやすく700(rwx——)にしてみます。
$ mkdir -m 700 test1

階層フォルダを作成してみる
$ mkdir -p test2/test3/test4/test5/test6/test7

一つ一つフォルダを作成するのは大変ですが-pのオプションを使用すると1回のコマンドでできます。
結果を表示する
オプションの -v を指定することで結果を表示させることができます。ちなみにオプションは複数同時に使用することもできるので使用してみます。
$ mkdir -p -v test2/test4

このコマンドは既にあるtest2フォルダ内にtest4が作成されます。

おまけ
ここで使用したtreeコマンドはデフォルトでは使用できません。以下のコマンドでインストールして使用することができます。
$ sudo yum install tree
$ sudo apt install tree
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