historyコマンド~コマンドを記録する~【Linuxコマンド集】
historyは以前入力したコマンドを調べたり、コマンドの入力履歴を外部ファイルで管理したりするコマンドです。
ブラウザでを使って調べたコマンドを忘れてしまってもhistoryコマンドを打てば作業履歴が残っています。
作業履歴をが残るので一回、システムを構築するコマンドを一通り実行したものを記録します。
その後、記録した通りに打てばシステム構築が楽に作成することができたりまします。
コマンドの基本動作
$ history
コマンドの入力履歴が表示されます。
コマンド実行履歴の保存先
history コマンドで見られるようなシェルのコマンド履歴はどこに保存されているかというと, $HISTFILE
環境変数に定義されています。以下のコマンドから確認することができます。
$ set | grep HISTFILE
$HISTFILE環境変数にしているファイルをcatコマンドを使用してファイルの中身を確認するとhistoryコマンドと同じものが表示されます。
historyの主なオプション
オプション | 意味 |
---|---|
整数値 | 履歴の末尾から指定した行数分を表示する |
-c | 履歴一覧から全ての項目を削除する |
-d 番号 | 指定した番号の履歴項目を削除する |
-a | 履歴ファイルに現在のセッションの履歴を追加する |
-n | 履歴ファイルからまだ読み込まれていない行を全て読み込む |
-r ファイル | 履歴ファイルを読み込み、内容を履歴一覧に追加する |
-w ファイル | 現在の履歴を履歴ファイルに上書きする |
補足
history コマンドを打つと大量のコマンド履歴が表示されます。そこから必要なコマンドを探すのは一苦労です。
そこでgrepに渡すことで絞りこむことができます。
$ history | grep “調べたい文字”
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