応用情報技術者試験とは

応用情報技術者試験とは

応用情報技術者試験の概要

応用情報技術者試験は、「高度IT人材となるために必要な応用的知識・技能を持ち、高度IT人材としての方向性を確立した人」を対象に行われる、経済産業省の国家試験です。試験は年に2回(春4月、秋10月)実施され、各時間区分の得点がすべて基準点を超えると合格になります。

  午前試験 午後試験
試験時間 9:30~12:00(45分) 13:00~15:30(150分)
出題形式 四肢択一 記述式
出題数 問1~問80 問1~問11
解答数 80問すべて 問1必須、問2~問3から1問、問4~問11から4問選択
合格基準 100点満点で60点以上 100点満点で60点以上

問題別配点割合と合格基準

採点方式については、各時間区分(午前、午後)において素点方式が採用され、午前試験、午後試験の得点がすべて基準点以上の場合のみ、合格となります。ただし、午前試験の得点が基準点に達しない場合には、午後試験の採点を行わずに不合格になることに注意してください。

  問題番号 解答数 配点割合 配点 基準点
午前試験 1~80 80 各1.25 100点満点 60点
午後試験 1
2,3
4~11
1
1
4
16点
各20点
各16点
100点満点 60点

 

午前試験の分野別出題数

分野と出題数 出題分野 詳細
テクノロジ系
50問(問1~問50)
基礎理論 ・基礎理論
・アルゴリズムとプログラミング
コンピュータシステム ・コンピュータ構成要素
・システム構成要素
・ソフトウェア
・ハードウェア
技術要素 ・データベース
・ネットワーク
・セキュリティ
開発技術 ・システム開発技術
・ソフトウェア開発管理技術
マネジメント系
10問(問51~問60)
プロジェクトマネジメント ・プロジェクトマネジメント
・サービスマネジメント
・システム監査
サービスマネージメント
ストラテジ系
20問(問61~問80)
システム戦略 ・システム戦略
・経営戦略
・企業と法務(企業活動)
・企業と法務(法務)
経営戦略
企業と法務

 

午後試験の分野別出題数

午後試験では、受験者の能力が応用情報技術者区分における”期待する技術水準”に達しているかどうかを、知識の組み合わせや経験の反復により体得される課題発見能力抽象化能力課題解決能力などの技能を問うことによって評価されます。

応用情報技術者における午後試験の分野別出題数は、次の通りです。

分類 問1 問2~問3 問4~問11
ストラテジ系 経営戦略
情報戦略
戦略立案・コンサルティング技法
テクノロジ系 システムアーキテクチャ  
ネットワーク  
データベース  
組み込みシステム開発  
情報システム開発  
プログラミング開発
情報セキュリティ  
マネジメント系 プロジェクトマネジメント
サービスマネジメント
システム監査
  出題数 1 2 8
  解答数 1 1 4

応用情報技術者試験の合格率

応用情報技術者試験の合格率は20%前半での推移です。

実 施 受験者数(人) 合格者数(人) 合格率(%)
24年春期 35,072 7,945 22.7
24年秋期 38,826 7,941 20.5
25年春期 33,153 6,354 19.2
25年秋期 34,314 6,362 18.5
26年春期 29,656 5,969 20.1
26年秋期 33,090 6,686 20.2
27年春期 30,137 5,728 19
27年秋期 33,253 7,791 23.4
28年春期 28,229 5,801 20.5
28年秋期 35,064 7,511 21.4
29年春期 31,932 6,443 20.2
29年秋期 33,104 7,216 21.8
30年春期 30,435 6,917 22.7
30年秋期 33,932 7,948 23.4
31年春期 30,710 6,605 21.5
元年秋期 32,845 7,555 23

応用技術者難易度

応用情報技術者試験(スキルレベル3)は合格率が4人に1人・偏差値65という難易度の高い試験と言えます。

IPA情報処理推進機構HP参照